日本米粉協会(服部幸應会長)がスペインのマドリードで21日から開いてきた「グルテンフリーKOMEKOマーケットinマドリード」が26日閉幕しました。21日から24日は、業者向けと一般消費者向けの2部構成でワークショップを開き、それぞれ招待や応募した4組、8人ずつが協会の米粉料理インストラクターである萩田敏氏の指導で調理実習しました。週末の25,26日は和太鼓グループとコラボレーション、観客プラス調理実習で日本産米粉の良さをPRしました。
業者向けの調理実習では、萩田氏がベシャメルソースやカップケーキ、蒸しケーキ、抹茶アイスクリーム、クレープなどをスペイン語のレシピに沿って指導しました。和食、グルテンフリーレストラン関係者など日常的に料理に携わる人たちも初めての食材に戸惑いながらも完成品の味の良さに一様に驚いていました。
参加者した業者に評判だったのは日本から同行した小林生麺㈱とたふぃあ㈱が調理・提供したラーメンなどの米粉麺。市内の市場のバルで日本食店「Yoka Laka」の店主と早速、ワークショップの翌日、相次いで商談を持ちました。同店では従業員を調理実習に参加させて米粉麺の調理のコツを学んでいました。
閉幕後の27日には、今回のマーケットに合わせて米粉・米粉麺を輸入したSDC社とラーメン店「くらや」を訪問、「Yoka Laka」とも再度の商談をしました。SDC社では、事業担当責任者と米粉輸入担当者と面会しました。EU輸出で〝障壁″になっているグルテンフリーであることのEU内での認知・認証では、最も好ましいのはEU認証の取得だが、検査機関の証明によるグルテンフリー食品リストへの登録などでグルテンフリーであることの書類上の獲得・汎用についてのアドバイスを受けました。
また、今後の日本産米粉製品の輸入については、米粉麺を中心に今回のイベントに合わせて輸入した製品のプロモーションによる反応を見てロットを決めること、時期的には9月までに製品と数量を判断して9月中に荷出しして11月下旬からのクリスマス商戦に対応することを確認しました。
「くらや」では店主の小野田啓吾さんから輸入したグルテンフリーラーメン1440袋(1袋75㌘)について「28日からメニュー替えをしてラーメン、焼きそば、混ぜソバに使用する」と、説明を受け翌日にデビューするメニューを試食して意見交換しました。
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