2017年12月13日(水)に東京・銀座で「ノングルテン&米粉ワークショップ」が開かれました。
NPO法人国内産米粉促進ネットワークが主催し、日本米粉協会は共催しました。
健康と食に関心の高い女性や主婦を中心に男性陣も含め33名が参加し、米粉に関するレクチャーを受け、調理実習、試食を行いました。
また、会場には米粉メーカーから提供された米粉商品が展示され、実際に手にとる人も多く、米粉に対する関心の高さがうかがえました。
東京・銀座の、(株)東京ガス・キッチンスタジオ「Studio+G GINZA」にて、米粉を使った「ノングルテン・グルテンフリーレシピ」を紹介する料理教室を開催しました。
最近よく耳にする「グルテンフリー」。欧米諸国では当たり前にある「グルテンフリー食品」ですが、国内では殆ど普及が進んでおらず、そのため情報量が少ないのが現状です。米粉はグルテンを含んでいないため、その中心食材としての可能性に注目が高まっています。
そこで、多くの方にノングルテン米粉の食品を知って頂くために、平成29年度農林水産省事業(産地活性化総合対策事業のうち「革新技術等波及展開支援事業(米粉)」)により、米粉のレクチャー・調理デモンストレーション・実習・試食が一度に体験できる、“体験型ワークショップ”を開催しました。健康や食に関心の高い女性や主婦を中心に、男性陣も含め、33名が参加されました。
<主催>NPO法人国内産米粉促進ネットワーク/<共催>日本米粉協会/<協力>東京ガス(株)スタジオプラスジーギンザ/<企画・運営>一般社団法人/グルテンフリーライフ協会
受付を済ませ、暖炉の炎がゆらめく5階セミナールームへ。
銀座中央通りが見下ろせるガラス張りの広々とした会場にて、まずは、米粉の理解を深めるために、農林水産省政策統括官付穀物課 那須課長補佐より、「米粉の用途別基準・米粉製品普及のための表示に関するガイドライン」のレクチャーが行われました。
欧米の表示基準である「グルテンフリー(グルテン含有規準20ppm)」に対し、日本では、最高水準のグルテン含有量検査法を活用した「ノングルテン(グルテン含有1ppm以下)」表示基準や、用途別に「お菓子・料理用(用途標記:1番)」「パン用(同:2番)」「麺用(同:3番)」とした、新しい表示基準を公表したことが説明されました。このことにより、今後、商品選択のしやすさや使いやすさの向上が期待できます。
会場後方には、米粉商品がずらり。粉はもちろん、パンや麺、菓子類など、幅広い商品が並び、米粉の注目度の高さが窺えました。
米粉について理解を深めた後は、会場を移動し、6階のキッチンスタジオへ。最新の家庭用コンロとガスオーブンを搭載した調理台が並び、調理講習会への期待が高まります。
まずは、米粉専門コーディネーターの高橋ヒロ先生のデモンストレーションから。フライパンで作る米粉パン・ドーナッツ・手打ちパスタの計3品を教えて頂きました。梅雨や冬場等の時期の違いによる用途別米粉の使い方など、専門家ならではのアドバイスが多数あり、皆さん熱心にメモを取っていらっしゃいました。
次に、イタリア料理店「アル・ケッチャーノ」の奥田シェフより、先ほど作った手打ちパスタに合うスパゲッティソースと(株)SEE THE SUNが製造販売している玄米パスタに合うミートソースのデモンストレーションが行われました。本格的なプロの技が披露される中、奥田シェフらしいユーモア溢れるトークで、会場は一体感を増し、熱気が溢れます。
それぞれのデモンストレーションの後には早速実習です。
今回使用した米粉は、熊本製粉(株)・みたけ食品工業(株)の商品。実習中は会場スタッフやシェフがテーブルを回り、米粉の特徴を丁寧に伝えてもらいました。
続いては、お楽しみの試食です。米粉は原料が“米”だけあって、ご飯に合う味付けとの相性が良いそうで、メニューは洋食でしたが、どことなく和食を感じる優しい味付けと米粉らしいモチっとした食感が大好評!
ご参加された皆さまからは、「簡単でおいしい!」「使える料理の幅が広くて驚いた!」「手軽に作れるので家庭でも作りたい!」との嬉しいお声も。
さらに、今回のイベントは豪華なお土産付き。その数なんと10品も!自宅に帰ってから、すぐに米粉料理にチャレンジできる配慮が嬉しいですね。試食中には各協賛企業からの商品紹介もあり、展示同様、米粉製品の勢いが感じられました。
米粉やノングルテン・グルテンフリー食品の魅力とおいしさを実感でき、シェフの技も学べる充実のイベントとなりました。
ご参加くださった皆さま、奥田シェフ・高橋先生はじめ米粉の魅力を伝えてくださった皆さま、ありがとうございました。
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