グルテン含有量が1μg/g(=1ppm)以下の米粉を認証する「ノングルテン(Non-Gluten)米粉認証」の第3号が誕生しました。この製品は中島製粉株式会社(福岡県柳川市三橋町柳河961-1 中嶌茂喜代表取締役社長)の「国産米粉小袋製品」(300g)です。
ノングルテン米粉認証は、農林水産省が公表した「米粉製品の普及のための表示に関するガイドライン」に基づく仕組みです。ノングルテン米粉の第三者認証機関として登録されている一般社団法人日本環境保健機構(東京都中央区)が、申請書等の書類審査、当該製品のサンプル検査、さらにはコンタミネーション防止対策等の状況を調べる工場検査を行い、慎重に審査した結果、当該製品のノングルテン認証が決定され、ロゴマークが付与されました。
同社は米粉、上新粉、もち粉、落雁粉や製菓材料を製造しています。今回申請した動機は、米粉のいっそうの普及とともに、米粉製品の海外輸出を念頭においている業者への売り込みを図るバネにしたい、とのことです。
もともと小麦を扱っていないこと、原料米を長い取引で信用のある生産者から仕入れていること、ISO22000要求事項に沿った衛生管理が厳しい審査をパスした要因となりました。
今後、ノングルテン米粉認証ロゴマークを貼付した包材を作成、販売していき、「ノングルテン米粉の普及とともに、アレルギー患者の方々のお力になっていきたい」としています。
アレルギー患者の増加が言われる中、世界でも類を見ない高水準の1μg/g(=1ppm)以下の米粉の出現は国内外からの関心も高く、米粉普及の大きなバネになると思われます。
新着情報一覧