農林水産業補助事業

外⾷産業と連携した農産物の需要拡⼤対策事業

・High-grade rice flour(試作品)
・High-grade rice bread mix(試作品)

  • High_Grade_Flour

    High-grade
    rice flour

  • High_Grade_MIx

    High-grade
    rice bread mix

  • bread
    試作品の⽶粉で作った⾷パン

使⽤する国産原料

ノングルテン国産⽶粉(グルテン1ppm以下)

試作品の特長

⽶粉を使⽤した製品はグルテンフリーであることに加え、添加物を使⽤していな いことが求められる場合が多い。添加物を使⽤せず⾼品質な⽶粉製品を作るため に使⽤されるのが「⽶ゲル」である。⽶ゲルとは、炊飯した⽶を⾼速せん断する ことで作られる、⾼粘性、⾼保⽔性のペースト状⾷品素材である。その特性を⽣ かし、⽣地に粘性を持たせ、しっとり感を付与することで、⽶粉製品の膨らみを 良くし、柔らかさを⻑続きさせることが出来る。

⽶ゲルは⽶と⽔のみから作られており、グルテンフリー市場の広がりと健康イ メージの⾼さから需要も増えているが、それに伴い課題も浮き彫りになってき た。まず、保存性の問題があり、冷蔵保管が基本となる。⼀度開けたらなるべく 早めに利⽤する必要があり、冷蔵設備を持っていない利⽤者は即⽇使いきるしか なかった。また、⽔を抱えているため⽣地に添加すると味が薄くなるといった課 題も存在した。

弊社ではこのような課題を解決するため、粉末状の⽶ゲルを開発した。粉末状 であるため常温保管が可能となり、加⽔することで⽶ゲルと同じような粘性、保 ⽔性が発現する。また、⽜乳の様な他の液体でも同様の効果を発揮する為、菓⼦ などに利⽤した場合、味が薄まるといった課題を解決することができる。あらか じめ加⽔されている⽶ゲルと違い、⽬的に合わせて加⽔量を調節できるため汎⽤ 性が⾼く、様々な⽤途に活⽤が期待される。弊社では粉末状の⽶ゲルの他にこれ を⽤いて作った⽶粉パンミックス粉を⽤意した。⽶粉パンは作るのに技術が必要 であるが、この⽶粉パンミックスを利⽤すれば簡単に良質の⽶粉パンを作ること ができる。当開発品を利⽤し、⾼品質な製品の開発にお役⽴ていただきたい。

事業者の概要

みたけ⾷品⼯業

埼⽟県⼾⽥市本町1丁⽬5番7号
TEL:048-441-3420  FAX:048-442-3567

⾷の可能性を広げる製粉メーカーとして、⾷を⽀える素材メーカーとして、伝統を 守りつつ新しさを追い求め、豊かな⾷⽂化を創造・継承することが使命です。

安⼼安全の製品、豊富なラインナップを「ただ提供すること」だけではなく、その 先にある“豊かさ”の実現を⽬指しています。そのために創意⼯夫を凝らし技術を磨 き続けることはもちろん、時には原点に戻って原料と向き合いつつ、安定した供給 を持続していくことが必要不可⽋です。

「⾷べること」の先にある“おいしさ”や“満⾜”を⽀えたいという想いから、誰が・ いつ・どのようにして利⽤しどのような気持ちになるのかをイメージしながら製品 づくりに挑み、そして最後に必ず「気持ち」を詰めています。歴史と想いの結晶で ある⾃慢の製品を、どうぞご賞味ください。

・HASAMI TOBAKO COKKIE(試作品)

  • HASAMI TOBAKO COKKIE
    HASAMI TOBAKO COKKIE
  • クッキー

・棚田のめぐみ(試作品)

  • 棚田のめぐみ
    棚田のめぐみ

使⽤する国産原料

ミズホチカラ

試作品の特長

従来からある主食用うるち米による米粉製造は、米粉用米の供給量の不足やまた製造された米粉の品質に難点があり、それを克服するために西海陶器(株)を主体として、米生産者の協力による米粉専用米の栽培、波佐見町商工観光課・農林課、波佐見町観光協会、長崎県等との協働による6次産業化を実現した。

米粉用米はミズホチカラを採用し、新規製粉工場の設立、米粉加工品製造の自前施設での実施、さらに全国的に有名な波佐見町の陶器をオリジナル容器として使用し、地域特性をPRするなど創意工夫を凝らしている。新商品は米粉クッキー、シフォンケーキからスタートし順次アイテムを拡大していく構想である。

事業者の概要

西海陶器株式会社

長崎県東彼杵郡波佐見町折敷瀬郷2124
TEL:0956-85-5555  FAX:0956-85-2381

1946年創業。有田・波佐見をはじめとした九州肥前地区の陶磁器製品元卸販売、加工業、輸出入業、日用品雑貨及びインテリア用品の販売を行っており、波佐見のビジネスを牽引し、波佐見焼の価値を高め、1990年代からは海外支社の設立をスタートし、現在では市場を日本から世界へ広げている。

近年は陶磁器卸販売事業以外にも波佐見町の観光事業へ参入し、波佐見町の人気スポット「西の原」を開業するなど地域の中心的役割を担っている。

2018年には経済産業省から「地域未来牽引企業」の認定を受け、2020年には飲食ビジネス(ベトナム料理店)もスタート予定であり、地域に根差す牽引企業である。